妙心寺境内の北東角、桂春院の北側に位置する塔頭の長慶院さんの写真です。
1600年、安土桃山時代から続く臨済宗のお寺です。
普段は拝観することはできませんが、イベントのあるときや4月の藤の花の見頃の時期に公開されることがあります。
4月中旬のある日。
広い客殿のガラス戸の向こうには藤の花の紫の景色が広がっていました。
白い藤もあります。紫と白のタイミングは少しだけ違うようです。
お庭が見やすいように住職が灯りを消してくださいました。
客殿のガラス戸が閉められているときは、本堂のほうからリフレクションも楽しめます。
熊蜂がたくさん飛んでいます。
ガラス戸を開ければぶんぶんと絶え間ない羽音が聞こえます。
閉めると静けさが戻りますが、時折、ハチがガラスにぶつかる音がカチカチッと鳴ります。
昔はガラス戸もなく濡れ縁だったので、よくネコの足跡がついたそうです。
参道の枝がぐにゃぐにゃの木。
